KWIN: "PUBLIC ENEMY" T-SHIRT

’70年代にNEW YORKのブロンクスにて生まれたヒップホップというカルチャーの中で、ラップおよびブレイクビーツという音楽は70年代後半から80年代にかけて一気に全世界へ広がっていった。

その一翼を担ったのがリック・ルービンとラッセル・シモンズの二人によって設立され、現在も多数のヒップホップ・アーティストを擁するレーベル、DEF JAMであり、

L.L.COOL・J、BEASTIE BOYSに続く同レーベルの看板アーティストとして

満を持して87年に登場したのがPUBLIC ENEMYである。

ノイジーでアグレッシブなサウンドに加えて、リーダーであるCHUCK Dを軸に、FLAVOR FLAV、PROFESSOR GRIFFという3人によるアジテーションのようなラップは、瞬く間に多くのファンを獲得。

’89年公開スパイク・リーが監督『Do The Right Thing』のテーマ曲としても使用された【Fight The Power】に代表されるように、彼らのリリックにはマイノリティーであるアフリカ系アメリカ人としての社会的なメッセージが強く込められており、彼らの作品と存在そのものは大きくアメリカ社会に影響を与えた。